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大袈裟に言うと、朝活で人生を変えようとしています。

【群馬の誇り】前育主義/山田耕介【読書感想15冊目】

読書感想15冊目。
前橋育英高校サッカー部山田監督の本です。


県内に留まらず、全国的にもサッカーが好きな人なら前橋育英知名度はかなり高いんじゃないかと思います。

自分も小学校からサッカーを始め、高校サッカーを知った頃にはすでに強豪校だったと思う。
まさかその時から今も変わらず山田監督だなんてのは知らなったけど。


やっぱり地元だし、興味はあったのでそれから山田監督が外部監督ではなく、本当に前橋育英の教員だということ、今は校長であるということ、ザスパクサツ群馬にも関わっていること、それくらいは何となく知りましたが、もっと深く色々知れると思い、読みました。


内容としては、生い立ちから、前橋育英に赴任することになったきっかけ、そこから始まる指導者人生、36年目にようやく手にした全国制覇、指導方法、そんな感じです。


この本を読み、まず感じたのは「監督」ではなく「先生」なんだということ。
やっぱりサッカーだけの監督さんとは見方がちょっと違うのかな思いました。「選手」であると同時に「生徒」ですからね。


とにかく自身が選手であった時も、指導者になってからも熱い人です。まるで漫画の主人公みたいな。
そして俺はこういう人が大好きです。笑
読んでいてワクワクしました。スクールウォーズ時代なんてほんとに漫画の世界です。熱過ぎます。


そしてどんどん県から全国レベルへと成長していきますが、どうしてもあと一歩で届かない全国制覇への道のり。
そこでの葛藤や苦しみ。その一方でブレない指導方針や、選手をプレーヤーとしてだけではなく、1人の人間として成長させていくことの意味など。


そこにはプロの世界とは全く違う、高校サッカーという世界がありました。


恐らく「勝つこと」だけにこだわれば全国制覇はもっと早く実現出来ていたかもしれません。
しかし、選手1人1人の人間的な成長を含め「プレーヤーズファースト」を掲げる山田先生は勝つ事以上に大切なものもあるし、そこを重視した上で全国制覇を目指すからこそとてつもなく大変な道のりなんだろうなと思いました。

とにかく読んでいて、山田先生の熱い想いも、選手達の熱い想いもめちゃくちゃ伝わってきて、こっちも熱い気持ちで読みました。
年末読み始め、年始で読み終えましたが、2022年も最初から素晴らしい読書が出来てしまった。


本に出てくる、


本気を根気強く


は、今年の目標にさせていただきました。

山田先生、いつかお会いしてみたいです。


あと、本の中にたくさんのザスパ選手や関係者の名前や記事があることにもかなり興奮。
ファンとしては嬉しい限り。

ザスパ以外にもとにかく多くのプロ選手を輩出してる名門校だなぁと改めて感じました。
これからも群馬に前橋育英高校があることを県民として誇りに思います。


今現在開催されている全国高校サッカー選手権でもベスト8に入っています。
このまま全国制覇まで頑張れ前橋育英!!


諦めずに挑み続けていきたい方、高校サッカー好きな方はぜひ。

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